理系オタクが適当に感情を吐露するブログ

化学メーカーで働いています。理系オタクの独り言ブログです。半分は日記、半分は資産運用の話。

資産運用レポート(2021年11月)

2021年11月の資産運用振り返りです。10月に最高値を更新した勢いそのままに高値を追った11月前半ですが、インフレや金融引き締め、オミクロン株の懸念で下がった後半でした。

11月末時点のポートフォリオを先月から比較します。徐々にレバレッジ比率を上げていますが、結果的に下旬の株価下げを被弾する結果になってしまいました。短期売買を試しているのでポートフォリオの変動が大きいですが、月末時点ではNasdaq100, Dow30, 香港H指数を増やしています。ちなみに指数の名前で表現しているもの(Nq100, SP500など)や金は信用取引で売買しています。米国株、日本株などのくくりは現物株です。

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【今月の指数】

引き続きS&P500, Nasdaq総合, TOPIXを重視します。今月は軟調な値動きでした。

日本市場は相変わらずダメですね。

S&P500:4605.38→4567.00, 前月末比-0.83%

NASDAQ総合:15498.4→15537.7, 前月末比+0.25%

TOPIX:2001.18→1928.35, 前月末比-3.64%

金先物:1783.9→1776.5, 前月末比-0.41%

為替:USD/JPY  114.00→113.13

1か月の指数の動きをチャートにして比較しています。時間軸がずれているので上記の数字とはやや異なります。IXICがNasdaq総合、SPXがS&P500、DJIがNYダウです。20日くらいまでは順調でしたが、そのあと下落傾向です。私はそのころ旅行していて下落に対応できず損失が拡大してしまいました。

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【個人成績】

トータルリターン:10.5%→9.5%

元本増加率:1.6%

株価指数軟調でしたし、為替も円安になっているので普通のパフォーマンスだったと思います。特に米国個別株の利益が大きく目減りしました。信用取引にも慣れてきたので来月はいい結果を出したいです。

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おしまい。

 

鹿児島・屋久島旅行

東京のコロナ感染者数も1桁になるなど、だいぶ収まってきた様子ですね。私も無事ワクチンを2回接種したのでここぞとばかりに旅行してきました。欧米の状況を見るに遅かれ早かれ感染者数は再び増加すると思っており、そのときは決断力のない日本のことなので治療薬が普及するまでの辛抱だとか言って自粛ムードをだらだら続けると見ています。オミクロン株で即国際便停止即再開というガバガバ・ガバナンスも見せてくれましたし、もうちょっと上手くやってほしいです。(文調でお分かりかと思いますが、私はコロナ対策の経済活動制限には否定的です)

ということで、行くならこのタイミングしかないと思い、兼ねてから行きたかった屋久島行きを決めました。ちなみに私は最近登山にハマっていて今夏は富士山に登りました。富士山と屋久島、登山愛好家の2大スポットと言って過言ではないこの2つに1シーズンで行くことになるとは思いもしなかった。

 

【計画編】

限界一人旅には入念な計画が欠かせません。青春18でギチギチの乗り換えプランを組んでた頃の経験が生きますね笑。しかし、離島に行くのは本当に大変です。有名な縄文杉を日帰りで見に行くには、最低でも日の出と同時くらいにスタートする必要があるのですが、そうすると屋久島に前日入りすることになります。順調に下山できれば夕方の飛行機に乗って帰れると思いますが、本当に忙しい旅程になります。

いろいろ考慮すると2泊3日は必要で、これで基本骨格が決まります。

1日目:東京→鹿児島→屋久島(屋久島で宿泊)

2日目:早朝から登山(屋久島で宿泊)

3日目:屋久島→鹿児島→東京

 

次にコストです。なるべく安く済ませたいところですが、離島に行くのは交通費がかさみます。首都圏から出発なら、LCCで成田→鹿児島、高速フェリーで鹿児島→屋久島が時間/コストのバランスが一番とれていると思います(ローシーズンの平日なら往復4万円くらい)。大型フェリーであればもっと安いですが、時間がかかる上に到着時間も都合が悪いのであまりお勧めしません。ちなみに私は全て飛行機を選択しました。

0日目:羽田周辺に泊まる

1日目:羽田(6:25)→鹿児島空港(8:20)

     鹿児島観光

     鹿児島空港(16:50)→屋久島空港(17:30)

     宿泊

2日目:登山

     宿泊

3日目:屋久島観光

     屋久島空港(18:00)→鹿児島空港(18:35)

     鹿児島空港(20:40)→羽田(22:15)

社会人になるとまとまった休みを取るのが難しいです。会社のカレンダーが11月20日~23日の4連休だったので、このタイミングしかないと思ったのですが、航空券が高過ぎて絶望しました。というわけでコスト圧縮のために羽田周辺に前泊して日曜日の早朝便を選択しました。一般的な連休であれば、帰省方向は初日以外の遅い便・早朝便が安く、Uターン方向は最終日の遅い便が安いです。よって、土~火のカレンダーであれば、日曜早朝発&火曜最終便は合理的な選択です(体への負担は知らん)。始発便は家から出ると間に合わないので羽田周辺で前泊です。空港で野宿でもいいのですが、さすがに登山を控えて体調を崩すわけにもいかないのでスパサウナ付きのカプセルホテルに泊まりました。1日目はどうせ屋久島への移動になるので、無理やり鹿児島観光を入れて、3日目はせっかく屋久島に行くので登山以外の観光をしてから帰ることにしました。帰りは終電ギリギリでいい感じに限界一人旅感のあるスケジュールになりました。

 

【登山準備編】

屋久島は九州最高峰の宮之浦岳(1936m)を中心として島全体が山のような険しい地形です。宮之浦岳縄文杉といった定番スポットは登山口から片道5時間程度かかります。縄文杉までのルート(下図の①)はとてもよく整備されているので早朝に出発すれば日帰りは十分可能です。ただ、登山口がマイカー規制で入れないためバスなどを利用しましょう。私はせっかくレンタカーを借りるのにバスを使うのもなあと思って、違うルートからアプローチすることにしました。白谷雲水峡というこちらもまた素晴らしいハイキングコースから峠を越えて縄文杉を目指します(下図の②スタート)。本当は縦走したかったのですが、季節的に寒く日も短いので日帰りはかなり厳しいです。天気予報とかゴールしてから車を取りに行く面倒さなどを懸念してやめました。

屋久島登山道マップ - 屋久島エコツアーガイドAND (and8940.com)

そして雨対策が必須です。屋久島の山中は年間降水量10,000mmとも言われ(東京の6, 7倍くらい?)、レインウェアがないと体温が下がり危険です。また、単独で登ることもあり、十分な食糧・水、万が一に悪天候で下山できないときに備えて寝袋を準備しました。幸い山小屋がいくつかあるのでテントまでは要らないと思います。

 

準備編が長いですか。限界一人旅は計画が8割なので。。

 

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資産運用レポート(2021年10月)

2021年10月の資産運用振り返りです。9月は米国株指数が下落しましたが、10月に入ると何事もなかったかのように上昇に転じ、再び史上最高値を更新しました。金融政策には明るくないのですが、アメリカさんはあんなに金融緩和しまくって大丈夫なんですかね。11月から来年6月にかけてようやく金融緩和を縮小することが決定したとのことですが、後手に回っている感は否めません(と主張する専門家もいます)。個人的にはいつ暴落がくるのか怖くて仕方ないのですが、株価は順調に上がっていくので乗り遅れないように付いていくのも大事です。

先月のブログで投資スタンスを変えますという宣言をして、強気相場ではレバレッジ1.5倍までは許容しようと決めたのですが、チキンなのでできませんでした。

現在のポートフォリオはこんな感じです。現金が9.5%残っているのでレバレッジ比率は0.905ですね。レバレッジ比率が1.5になったら現金-50%と表現することにします。ちなみにグラフ中の投資信託にはNISA, 企業型年金(DC), その他自主的にやっている投資信託を含みます。今月は銀行預金を投入してNasdaq100, S&P500, 金を大きく買いました。

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【今月の指数】

引き続きS&P500, Nasdaq総合, TOPIXを重視します。金投資をするようになったので金の価格にも注目していきたいと思います。

S&P500:4307.54→4605.38, 前月末比+6.91%!

NASDAQ総合:14448.6→15498.4, 前月末比+7.27%!

TOPIX:2030.16→2001.18, 前月末比-1.45%

金先物:1757.0→1783.9, 前月末比+1.53%

為替:USD/JPY  111.27→114.00

米国株上がりすぎワロタ。円安も進んでいるので米国株インデックスガチホ勢はウハウハだったのではないでしょうか。私もつみたてNISA残高が急に増えてびっくりしました。

 

【個人成績】

トータルリターン:8.2%→10.5%

元本増加率:5.1%

順調な1か月でした。米国株指数よりunderperformしていますが、これは今月から信用取引を始めたのもあり、色々遊んでお金を溶かしたのが原因です。高い勉強代でした。

9月末から投資元本が急増しているのは、銀行預金のほとんどを投資用の口座に移したためです。上手くやれば9月の相場の底を拾えたのですが、思い通りにはなりませんね。

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毎月の投資成績はこんな感じで続けていこうと思います。

 

PDCAの渦に巻き込まれると感情が消失する

上司との仕事の進め方に対する感覚の違いに苦しむ毎日を送っていますが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。ところで毎回ブログを書くときに書き出しに迷うのですが、テンプレート化したほうがいいですかね。

最近はチーム4人のうち1人が育休を取っています。地獄のような毎日ですが案外なんとかなっています。今の業務負荷が続いたらプライベートが破壊されてしまうので仕事辞めます。というのは冗談ですが、業務内容が変わった今年度になって本当に仕事が楽しくなくなりました。

業務量が増える→付随する単純作業(書類作成, データ整理)が増える→考える時間が減る→アウトプットの質が低下し仕事が増える

という負のスパイラルが止まりません。アクションを定めて仕事を動かすことが自己目的化しており、課題の解決にはちっとも近づいていない某案件があるのですが、上司が仕事の内容まで細かく指示してくるんですよね (しかも分量が異常に多い!そして内容が薄い!)。一方で、「こういう案件があるんだけど、こういう目的だから検討進めておいてくれない?」と上司が雑に投げてきた仕事は順調に進んでいます。仕事の難易度の差こそあれ、マネージャーが細かい仕事の内容にまで口を出す必要があるんですかね?ブログで愚痴っていないで本人と議論しろというご指摘はもっともなので、次の面談で相談します。

強引に今日の主題に話を持っていくのですが、つまらない仕事といったときに真っ先に思い浮かぶのがPDCAです。もっと正確に言うとPDCAの間違った使い方をしている連中の悪口です。PDCAは広く知られているので今更説明するまでもありませんが、Plan, Delay, Cancel, Apologizeのアレです。

PDCAというと思い出すのが、私が就活で某大手化学メーカーの事業所見学に行ったときに何人かの社員の方が仕事紹介をしてくれたことです。研究、生技、品管といった仕事内容までは忘れてしまったのですが、結構ベテランの社員の皆さんが「仕事で大事なのはPDCAです」と口を揃えて言うんですよね。当時の私は何となく違和感を覚えて会社に対する印象もあまり良くなかったのですが、そのあと最終面接まで進み(内々定ゼロだったにもかかわらず)面接官に対して失礼な発言をしてしまい落とされたのは今となってはいい思い出です。当時の私にはその違和感を言語化することができなかったのですが、今ならもう少し明確化できます。

元々PDCAは品質管理の分野から出てきた概念であり、研究開発の場ではあまり役に立ちません。ところが新入社員研修で「PDCAを回せるようになりましょうね~」などと外部講師が教えるので、日本全体に蔓延ってしまったというのが私の見解です。新卒一括採用、一斉研修とかいう本当にしょうもない文化。日本経済が停滞する諸悪の根源の1つといって過言ではない。とはいっても、ある側面では新入社員にPDCAを推奨するのも理解できます。PDCAレベルのことができないと安心して仕事を振れず戦力にすらならないので、早く一人前に仕事してくださいねくらいのメッセージだと受け取りましょう。話を戻すと、PDCAが効果を発揮するのはまさしく品質管理のような「継続的な改善」を求められる場です。メーカーにおける製造や品質管理の場では、製品という明確な対象があり、効率的な生産、品質の向上といった明確な目的があります。ここでいう「継続的」とは仕事の対象や目的がある程度定まっていることとほぼ同義と言ってよいと思います。一方で研究開発の場では何もわかっていない状態からスタートすることがしばしばです。研究開発の人間が「PDCAで仕事を進めています」とか言っていたら、「ふーん、PDCAで対処できる程度の仕事なのね」という印象ですね。某大手化学メーカーは就活生である私たちに説明しやすいようにPDCAを持ち出したのだと信じておきましょう。

一方で、研究開発の場で適用できる概念としてOODAループというものがあります。

OODAループ - Wikipedia

会社の研究開発のトップが推奨していたので知りました。PDCAよりよっぽど妥当に思えます。意思決定に重きが置かれているのがポイントで、未知の状況に遭遇したときに人はどのように意思決定していくのかという視点が研究開発にマッチしています。4つもあると忘れてしまうので、私としては普段の仕事では2つだけ意識しています。

1. 科学的手法に基づいて材料を提供する。(= Evidence)

2. 出てきた材料をどう料理するか判断する。(= Judgement)

開発の一担当者としてはEvidence & Judgementだけ外さなければ十分に一人前だと思っています。ただ、特に時間的な制約の大きい企業の開発においては(企業に限らず一般的にそうだと思いますが)、100%自信をもって判断できるだけの材料が揃うことは稀です。そういう意味では、ある程度グレーな状態でも思い切って決断することも必要になってくるのですが、最初からちまちま網羅的に検討を始めたり、証拠が足りないからと過剰に神経質になって判断を遅らせるから、仕事が前に進まないんですよね。上司への不満はだいたいここに集約されるのですが、責任を負う管理職の立場もわかるのでこのデータだけでは判断できないと言われてしまったらある程度は私の実力不足です。程度問題だとは思いますが。油断するとすぐ仕事の愚痴が出てきてしまう…

もう少し視点を広げて開発プロジェクト全体の流れを捉えるとき、EvidenceとJudgementで土台を作って、それを体系化して社内に展開(Systematization)、遵守(Compliance)させれば、ビジネスとして世に出すモノができそうですね。開発プロジェクトの4要素=EJSCです!(センス無さすぎ…)

下らない話はさておき、仕事に対する無力感、停滞感を感じるとき、ちゃんとJudgementしていますか?という風に自分に問いかけるようにしています。ここでいう「判断」は色々なことを包含していて、単に出てきた結果を考察するだけではなくて、例えば、課題に時間をかけて向き合っているかとか、重箱の隅をつついていないかとか、今これをやるくらいなら他の案件のほうが優先じゃないかとか、、、。

どこに重きを置くかは人それぞれです。先述したOODAループの概念にも含まれますが、研究開発においては必ず個性や経験がアウトプットに色濃く反映されます。一言で言うと、研究のセンスが良い悪いとかいう話です。

 

長くなってしまったのでここまでにしましょう。まとめると、研究開発の場ではPDCAはクソ、センスのいい研究者になりたいなの2点です。

おしまい。

 

 

投資2年目の戦略を考える

 昨年10月頃から本格的に個別株投資を始めてから1年が経ちました。この1年を振り返りつつ、2年目に向けた戦略を記録しておこうと思います。

この1年は下記の記事で書いた方針に沿って運用してきたのですが、上手くいった部分もいかなかった部分もありました。概してそれなりに利益を出すことができ、色々な学びもあったので満足しています。

yu-k101010.hatenablog.com

 

【1年間のまとめ (2020/10/1~2021/9/30)】

トータルリターン:+15.1%

<各指数との比較>

S&P500:3363.00→4307.54, +28.09%

NASDAQ総合:11167.5→14448.6, +29.38%

TOPIX:1625.49→2030.16, 前月末比+24.90%

資産額の生データを書くのは抵抗があるのでパーセンテージのみ記載しているのですが分かりづらいですね。米国株はインデックスで3割近くも上がっていて凄まじいです。株式市場はコロナ禍の金融緩和でお金じゃぶじゃぶ状態ですからね。これ以上なく良い環境だったと言えるでしょう。

私のリターンは指数に対して大幅にunderperformしているように見えますが、実際には少しずつ入金して1年前から元本が2倍近くまで増えているので比較が難しいです。割り算の分母が増えていく状態なので、パフォーマンスが低くなるのも致し方なし。比較対象とか言って指数を持ち出しておきながら比較になっていなくてすみません。

1年目の反省点は資金の運用効率が悪かった、これに尽きます。やはり投資そのものへの怖さがあり、全資産の30%程度しか運用できず、残りを現金保有するという状態でした。資産運用の資金は預金通帳とは完全に切り離し、お小遣い帳とは別々に管理するようにしていました。最悪0になっても構わないという気楽な気持ちで投資ができた一方で、コロナ禍の金融緩和で爆上げした相場を十分に活用できなかったことになります。現金を保有する=日本円に投資しているという意識が必要だと思います。

世の中の投資家たちが一段と裕福になったということは相対的に我々は貧乏になったということです。資本主義は格差生成システムですからね。

 

【投資2年目に向けて】

今年は個別株投資で本格的に投資を始め、投資元年と言えるのではないかなと。投資2年目は「信用取引」に挑戦します。デイトレーダーになりたい訳ではありません。日中は仕事がありますし、睡眠時間を削ってまで市場に張り付いていたら体を壊しちゃうので。FXもやってみたい気持ちはありますが、チャートが気になって仕事が手につかないみたいな状態は滑稽なので、FXをやるとすればツールを自分で開発して自動売買かなあと思っています。

話が脱線してしまいましたが、信用取引を使ってやるのは長期保有を前提としたインデックス投資です。信用取引ではレバレッジをかけられるところが現物売買とは違うところですね。要は1万円の資金で2万円分の資産運用もできるってことです。運用効率や流動性の面でメリットがありますが、当然リスクは大きくなり、最悪借金を背負う可能性すらあります。初心者にはお勧めしません。私としても、リスクは増えますができる限り健全な形で、あくまで慎重にやっていきます。

また、信用取引をやる目的が資産の運用効率の向上である以上、最低限の生活防衛となる現金を残して大部分を運用するのが前提となります。レバレッジ=借金して株を借りることなので、利息に相当するコストがかかってきます。レバレッジをかけながら余剰の現金を持つのは頭が悪いですね。月々の生活費があるので、口座残高不足でクレカの引き落としができなかった!なんてことにならない程度の預金は残しますが。また、リーマンショックやコロナショックのような大暴落を被弾しても困るので、2倍3倍といったハイレバレッジはやりません。デイトレならともかく、長期投資で2倍以上はやり過ぎかなと。高くてもせいぜい1.5倍とかの"マイルドレバレッジ"を考えています。

下記のブログを参考にしています。

東大バフェットの米国株式投資ブログ|神のみぞ知る投資法 (selfinvest.net)

 

 

【投資2年目の戦略】

戦略を立てる前に投資のモチベーションは何なのか、どの程度のリスクを取れるのかを再確認します。

まず、私は資産運用を決して収入源の柱として期待しているわけではなく、あくまで「趣味」です。個別株をやれば企業を知るきっかけになりますし、経済や資本主義に対する理解が進みます。そしてスポーツやゲームなんかと同様に、やるからには上手くなりたいということです。上手くなって金を稼ぎたいというより、ゲームの攻略(ポケモン対戦で高レートを目指すとか)に近いですね。私の生活の中心は会社員としての勤めであり、化学×モノづくりに携わることに一番の重きを置いています。化学業界って基本的に参入障壁が高いので、ちゃんとした企業に雇ってもらって環境を利用するのがいいと思うんですよね。(起業する勇気なんて到底ないです)

幸いにも我が家は共働きで子供もいないので養わなければいけない人はいないし、月々の収支はプラスなので、仮に貯金がゼロになったとしてもすぐに困ることはない(本当に?)のでリスク許容度は比較的高いといえるでしょう。コロナ禍の暴落が約30%、リーマンショックの暴落が約50%であったことを考えれば、レバレッジ1.5倍くらいまでなら破産はしないんじゃないかなと思います。(当然逆指値で防衛しますが、、)というわけで相場が安定していればレバレッジ1.5倍は許容できそうです。

次にポートフォリオの組み方ですが、超長期投資前提のつみたてNISAやDCは除くとして、それ以外の割合はこんな感じで考えています。今まで個別株をやってきた部分をほとんどマイルドレバレッジのインデックスに変えようと思います。もちろん信用取引流動性が強みなので市場の様子を見ながら変えていきますが、一応目安として割合を決めておきます。

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・米国インデックス(50%)

米国株は上がりすぎなんて意見もよく聞きますが、当面は米国が覇権を維持するのは疑いないというのが個人的意見です。いわゆるGAFAMに対抗できる企業が他の国から出てくるのは何年後になるでしょうか。ですので、黙ってNasdaqS&Pを買っておけばいいかなと思っています。場合によっては他の先進国や新興国に少しだけ回すかもしれません。

・中国インデックス(10%)

ここ最近株式市場にとってはあまりいいニュースのない中国ですが、このまま黙っていて没落していくとは思えません。中国共産党次第ですが、一定割合は持っておこうかなと思います。香港指数に連動する商品で運用予定です。

・米国個別株(15%) & 日本個別株(10%)

お楽しみ枠です。インデックス投資だけだと退屈なので。隠れ優良株を発掘したり、好きな会社の株を保有して遊びたいと思います。素人が個別株やるとたいてい株価指数に負けます。(玄人でも勝つのは難しいのに況や素人をや。)

・仮想通貨(5%)

仮想通貨に対するスタンスは変わっていません。BTC, ETHだけ少し持っておこうかなと。利益を出してしまうと確定申告が必要なので、早くETFが承認されて欲しいです(説明は割愛します)。最近は良くも悪くも話題になり、色々な通貨が乱立しているのもあって、法規制で暴落しないか心配です。

・金(10%)

ヘッジとして金投資を新たに取り入れようかと思います。最近は仮想通貨に話題をさらわれている感はありますが、アメリカがどんどんドルを刷っている状況なのでインフレ対策として有望視しています。

・その他の投資先について

ほかにも債券や不動産などの金融商品はありますが、一度に手を広げ過ぎると大変なので今すぐはやめておきます。REITはちょっと興味あります。

 

文字ばっかりでごめんなさい。

おしまい。

資産運用レポート(2021年9月)

2021年9月の資産運用振り返りです。来月からは投資戦略を切り替えるので、毎月のレポートもやり方を変えようと思います。

今月は金融引き締めの発表、インフレ懸念、中国恒大問題など先行き不安が広がり、アメリカ株が大きく下げました。一方で日本株菅総理大臣の辞任を引き金に大きく上昇しました。月末にはアメリカに引っ張られてだいぶ下がりましたが。

先月の記事にも書いた通り、今月の下げはある程度予見していたのでポートフォリオの4割程度を現金に戻して耐えました。それでもだいぶやられましたが。10月も引き続き厳しいと見ているので現金比率を高めに維持する予定です。

※このシリーズでは、リターン[%]=(評価額-投資額)/投資額*100で計算しています。

前回はこちら。

 

yu-k101010.hatenablog.com

 

【2021年8月の成績】

トータルリターン:+15.1% (8月:+16.1%)

f:id:yu_k101010:20211001102612p:plain日本株が上昇、アメリカ株は下げました。主に米国インデックスに投資しているNISAも少しさげましたね。中国株は相変わらずの低空飛行です。-1%程度で済んだのでヨシ!

 

【指数の動き】

重要視しているのは下記の3つです。

S&P500:4522.68→4307.54, 前月末比-4.76%

NASDAQ総合:15259.2→14448.6, 前月末比-5.31%

TOPIX:1960.70→2030.16, 前月末比+3.54%

米国株の2指数はいずれも5%近い大きな下げ。強気相場がいつまでも続くわけがないので仕方ないですね。米国株はかなり割高感があったので日本株が見直されたのもあるのでしょうか。

 

【投資先ごとの成績】

日本株:+6.20% (+3.10%)

米国株:+19.50% (+22.73%)

中国株:-8.75% (-7.30%)

仮想通貨: +229.22% (+462.93%) ←大幅買い増しで下がって見える

積み立てNISA枠:+24.94% (+26.16%)

DC: +11.96% (+11.90%)

()内は2021年8月

現金比率が高めなので指数よりも動きがマイルドになりました。

 

ポートフォリオ

気づいたら仮想通貨が目標の5%を大きく超えてた。そもそもこの図大した意味ないですよね。。

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【今回のトピック】

・ショートを試してみた

おかしな話ですが株は下がる時にも儲ける方法があります。ショート(空売り)と呼ばれるもので、誰かから株を借りてきて後で買い戻すという約束で借りた株を売ってしまうことができます。下落局面では高値で売って、後で安値で買い戻せば差分が利益になるという仕組みです。これは信用取引になるので特別な口座を開設しないといけませんが、ベアETFという商品を使えば普通の口座でも模擬的にショートができます。

※これはお金を使った火遊びなのでマネするのは極めて危険です。私もお小遣い程度の額で遊んだだけです。

たまたま上手くいったのですが、9月3日に売って9月22日に買い戻すことができ、飲み代1回分くらい稼げました。まあリスクを冒してやることじゃないですが。

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おしまい。

 

 

資産運用レポート(2021年8月)

2021年8月の資産運用振り返りです。先月は初のマイナスでしたが、今月は微増でした。アメリカの金融緩和終了の足音が近づき、キャッシュを増やすことを意識した1か月でした。麻雀でいうところの勝負を降りる状態ですね。

当然キャッシュにしておけば損はしないのですが、予想が外れて株価が上がれば利益を取れないリスクもあるところが投資の難しいところです。

毎月振り返り記事を出してきましたが、来月からは個別株投資を始めて1年ということもあり、方針を変えようかなと思っています。

※このシリーズでは、リターン[%]=(評価額-投資額)/投資額*100で計算しています。

前回はこちら。

 

yu-k101010.hatenablog.com

 

 

 


【2021年8月の成績】

トータルリターン:+16.3% (6月:+15.7%)

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今月は指数連動型の運用をしているつみたてNISA, DCが好調でした。個別株はなかなかうまくいかず、決算の結果で明暗が分かれた感じです。日本株では任天堂、米国株ではZoomといった比較的長く保有していた銘柄が痛手を受けました。

一方、仮想通貨が暴落から反転してきたので少し買い増しました。

 

【指数の動き】

重要視しているのは下記の3つです。

S&P500:4395.26→4522.68, 前月末比+2.90%

NASDAQ総合:14672.7→15259.2, 前月末比+4.00%

TOPIX:1901.08→1960.70, 前月末比+3.14%

株価が非常に強かった8月と言えるでしょう。私のパフォーマンスが悪かったのは個別銘柄の選択が悪かったに尽きます。指数に勝つのは容易ではないので、良い子は素直にVOO, VTI, VT, QQQあたりを買いましょうねー。

 

 

【投資先ごとの成績】

日本株:+3.10% (+2.87%)

米国株:+22.73% (+23.55%)

中国株:-7.30% (-6.68%)

仮想通貨: +462.93% (+433.78%) ←先月の計算間違えてた

積み立てNISA枠:+26.16% (+25.02%)

DC: +11.90% (+11.32%)

()内は2021年7月

あまり大きな動きはありませんでした。 売却多めだったので利益確定に伴う税金を結構取られました。

 

ポートフォリオ

特に大きな変化はありません。仮想通貨をやや買い増ししています。

分かりにくいので来月からグラフの作り方を変えようと思います。

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【今回のトピック】

・決算をミスるとこうなる

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みなさんテレビ会議でお馴染みのズーム、コロナ禍の特需で絶好調でしたが2021年第2四半期決算が市場予想を下回り、-16.7%の暴落となりました。特に将来の成長を期待されて買われている成長株は、決算が悪いともれなく暴落します。私の今月米国株のパフォーマンスが良くなかったのはズームが原因ですね…。

このほかにもAmazonや決済サービスのPayPalなど有名企業の中でも決算が良くなかった銘柄がありましたね。

 

おしまい。