理系オタクが適当に感情を吐露するブログ

化学メーカーで働いています。理系オタクの独り言ブログです。半分は日記、半分は資産運用の話。

投資2年目の戦略を考える

 昨年10月頃から本格的に個別株投資を始めてから1年が経ちました。この1年を振り返りつつ、2年目に向けた戦略を記録しておこうと思います。

この1年は下記の記事で書いた方針に沿って運用してきたのですが、上手くいった部分もいかなかった部分もありました。概してそれなりに利益を出すことができ、色々な学びもあったので満足しています。

yu-k101010.hatenablog.com

 

【1年間のまとめ (2020/10/1~2021/9/30)】

トータルリターン:+15.1%

<各指数との比較>

S&P500:3363.00→4307.54, +28.09%

NASDAQ総合:11167.5→14448.6, +29.38%

TOPIX:1625.49→2030.16, 前月末比+24.90%

資産額の生データを書くのは抵抗があるのでパーセンテージのみ記載しているのですが分かりづらいですね。米国株はインデックスで3割近くも上がっていて凄まじいです。株式市場はコロナ禍の金融緩和でお金じゃぶじゃぶ状態ですからね。これ以上なく良い環境だったと言えるでしょう。

私のリターンは指数に対して大幅にunderperformしているように見えますが、実際には少しずつ入金して1年前から元本が2倍近くまで増えているので比較が難しいです。割り算の分母が増えていく状態なので、パフォーマンスが低くなるのも致し方なし。比較対象とか言って指数を持ち出しておきながら比較になっていなくてすみません。

1年目の反省点は資金の運用効率が悪かった、これに尽きます。やはり投資そのものへの怖さがあり、全資産の30%程度しか運用できず、残りを現金保有するという状態でした。資産運用の資金は預金通帳とは完全に切り離し、お小遣い帳とは別々に管理するようにしていました。最悪0になっても構わないという気楽な気持ちで投資ができた一方で、コロナ禍の金融緩和で爆上げした相場を十分に活用できなかったことになります。現金を保有する=日本円に投資しているという意識が必要だと思います。

世の中の投資家たちが一段と裕福になったということは相対的に我々は貧乏になったということです。資本主義は格差生成システムですからね。

 

【投資2年目に向けて】

今年は個別株投資で本格的に投資を始め、投資元年と言えるのではないかなと。投資2年目は「信用取引」に挑戦します。デイトレーダーになりたい訳ではありません。日中は仕事がありますし、睡眠時間を削ってまで市場に張り付いていたら体を壊しちゃうので。FXもやってみたい気持ちはありますが、チャートが気になって仕事が手につかないみたいな状態は滑稽なので、FXをやるとすればツールを自分で開発して自動売買かなあと思っています。

話が脱線してしまいましたが、信用取引を使ってやるのは長期保有を前提としたインデックス投資です。信用取引ではレバレッジをかけられるところが現物売買とは違うところですね。要は1万円の資金で2万円分の資産運用もできるってことです。運用効率や流動性の面でメリットがありますが、当然リスクは大きくなり、最悪借金を背負う可能性すらあります。初心者にはお勧めしません。私としても、リスクは増えますができる限り健全な形で、あくまで慎重にやっていきます。

また、信用取引をやる目的が資産の運用効率の向上である以上、最低限の生活防衛となる現金を残して大部分を運用するのが前提となります。レバレッジ=借金して株を借りることなので、利息に相当するコストがかかってきます。レバレッジをかけながら余剰の現金を持つのは頭が悪いですね。月々の生活費があるので、口座残高不足でクレカの引き落としができなかった!なんてことにならない程度の預金は残しますが。また、リーマンショックやコロナショックのような大暴落を被弾しても困るので、2倍3倍といったハイレバレッジはやりません。デイトレならともかく、長期投資で2倍以上はやり過ぎかなと。高くてもせいぜい1.5倍とかの"マイルドレバレッジ"を考えています。

下記のブログを参考にしています。

東大バフェットの米国株式投資ブログ|神のみぞ知る投資法 (selfinvest.net)

 

 

【投資2年目の戦略】

戦略を立てる前に投資のモチベーションは何なのか、どの程度のリスクを取れるのかを再確認します。

まず、私は資産運用を決して収入源の柱として期待しているわけではなく、あくまで「趣味」です。個別株をやれば企業を知るきっかけになりますし、経済や資本主義に対する理解が進みます。そしてスポーツやゲームなんかと同様に、やるからには上手くなりたいということです。上手くなって金を稼ぎたいというより、ゲームの攻略(ポケモン対戦で高レートを目指すとか)に近いですね。私の生活の中心は会社員としての勤めであり、化学×モノづくりに携わることに一番の重きを置いています。化学業界って基本的に参入障壁が高いので、ちゃんとした企業に雇ってもらって環境を利用するのがいいと思うんですよね。(起業する勇気なんて到底ないです)

幸いにも我が家は共働きで子供もいないので養わなければいけない人はいないし、月々の収支はプラスなので、仮に貯金がゼロになったとしてもすぐに困ることはない(本当に?)のでリスク許容度は比較的高いといえるでしょう。コロナ禍の暴落が約30%、リーマンショックの暴落が約50%であったことを考えれば、レバレッジ1.5倍くらいまでなら破産はしないんじゃないかなと思います。(当然逆指値で防衛しますが、、)というわけで相場が安定していればレバレッジ1.5倍は許容できそうです。

次にポートフォリオの組み方ですが、超長期投資前提のつみたてNISAやDCは除くとして、それ以外の割合はこんな感じで考えています。今まで個別株をやってきた部分をほとんどマイルドレバレッジのインデックスに変えようと思います。もちろん信用取引流動性が強みなので市場の様子を見ながら変えていきますが、一応目安として割合を決めておきます。

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・米国インデックス(50%)

米国株は上がりすぎなんて意見もよく聞きますが、当面は米国が覇権を維持するのは疑いないというのが個人的意見です。いわゆるGAFAMに対抗できる企業が他の国から出てくるのは何年後になるでしょうか。ですので、黙ってNasdaqS&Pを買っておけばいいかなと思っています。場合によっては他の先進国や新興国に少しだけ回すかもしれません。

・中国インデックス(10%)

ここ最近株式市場にとってはあまりいいニュースのない中国ですが、このまま黙っていて没落していくとは思えません。中国共産党次第ですが、一定割合は持っておこうかなと思います。香港指数に連動する商品で運用予定です。

・米国個別株(15%) & 日本個別株(10%)

お楽しみ枠です。インデックス投資だけだと退屈なので。隠れ優良株を発掘したり、好きな会社の株を保有して遊びたいと思います。素人が個別株やるとたいてい株価指数に負けます。(玄人でも勝つのは難しいのに況や素人をや。)

・仮想通貨(5%)

仮想通貨に対するスタンスは変わっていません。BTC, ETHだけ少し持っておこうかなと。利益を出してしまうと確定申告が必要なので、早くETFが承認されて欲しいです(説明は割愛します)。最近は良くも悪くも話題になり、色々な通貨が乱立しているのもあって、法規制で暴落しないか心配です。

・金(10%)

ヘッジとして金投資を新たに取り入れようかと思います。最近は仮想通貨に話題をさらわれている感はありますが、アメリカがどんどんドルを刷っている状況なのでインフレ対策として有望視しています。

・その他の投資先について

ほかにも債券や不動産などの金融商品はありますが、一度に手を広げ過ぎると大変なので今すぐはやめておきます。REITはちょっと興味あります。

 

文字ばっかりでごめんなさい。

おしまい。