理系オタクが適当に感情を吐露するブログ

化学メーカーで働いています。理系オタクの独り言ブログです。半分は日記、半分は資産運用の話。

資産運用レポート(2021年7月)

2021年7月の資産運用振り返りです。個別株を本格的に始めて10か月目、初めて月単位で利益マイナスとなりました。私のような投資初心者が9か月連続で利益を出せるほど今の相場はイージーだったというだけで、これからはそう簡単にはいかないでしょう。

しっかりと原因を分析して今後に活かしていきたいと思います。

7月は中国市場が暴落し、その影響を大きく受けました。後ほど述べたいと思います。

※このシリーズでは、リターン[%]=(評価額-投資額)/投資額*100で計算しています。

前回はこちら。

 

yu-k101010.hatenablog.com

 


【2021年7月の成績】

トータルリターン:+15.7% (6月:+18.9%)

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右肩上がりのグラフが崩れてしまいました。下落要因は主に中国株と日本株で、投資信託(NISA, DC)、米国株は比較的堅調に推移した1か月でした。5月と比較すればまだプラスなので、6月が調子良すぎたのかもしれません。

 

中国市場は教育産業へ政府の介入との報道から関連銘柄を中心に暴落し、日本市場はコロナ拡大懸念から伸び悩む展開でした。アメリカでもAmazonの決算が市場予想を下回るなど、波乱の到来を感じさせます。8月は慎重なトレードに徹し、ポートフォリオの整理や少額の短期売買にとどめたいと思います。

 

【指数の動き】

重要視しているのは下記の3つです。

S&P500:4297.50→4395.26, 前月末比+2.27%

NASDAQ総合:14504.0→14672.7, 前月末比+1.16%

TOPIX:1943.57→1901.08, 前月末比-2.19%

引き続きS&P500, NASDAQともに史上最高値を更新していますね。強気相場もどこまで続くでしょうか。TOPIXはダメです。日本市場は投資家にとって魅力的ではないということでしょう。いずれにせよ、しっかり研究して良い銘柄を選んでいかないと勝てないのはどの国の株でも同じだと思います。

 

【投資先ごとの成績】

日本株:+2.87% (+6.76%)

米国株:+23.55% (+29.90%)

中国株:-6.68% (+7.86%)

仮想通貨: +364.20% (+355.64%)

積み立てNISA枠:+25.02% (+26.10%)

DC: +11.32% (+11.70%)

()内は2021年6月

中国株が大暴落、日本株も冴えませんね。米国株も-6%とけっこう下がっていますが、為替変動要因が約-2%、中国株ADRが-2.5%(後述)、利確に伴う手数料などを考えるとそんなに悪い数字ではないです。暴落したときにすぐ売れるかというと実際には結構難しく、これができるようにならないと初心者脱却とはいかないですね。今度コロナ級の大暴落が来た時にも対応できるか、現時点では自信がありません。

今月の損失内訳は中国株関連が5割、日本株の不調が3割、その他2割といったところです。 

 

ポートフォリオ

特に大きな変化はありません。もともと日本株の割合は15%目標だったので縮小する予定です。

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【今回のトピック】

・中国市場の暴落

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上のチャートは香港ハンセン指数の1か月の動きです。株価指数がこれほど落ちるのも珍しいです。中国当局はここ最近ハイテク企業への締め付けを強めており、数か月前から株価は冴えませんでした。そこへ7月後半、教育業界に介入する報道が出ると、関連銘柄は大暴落、市場全体にも影響が波及し大きく売られました。香港ドル建て株はETFしか保有していませんが-10%超の痛手となりました。

 

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私は一部中国株ADR(ドル建てで外国株の取り引きができる制度)で中国企業の個別株を持っており、今回の暴落を被弾しました。上のチャートは不動産関連銘柄のKE Holdingsですが、中国政府が不動産市場へ介入するとの報道もあり、今月だけで価値が半分以下になりました。正直暴落を眺めるだけで売れなかったです。不幸中の幸いで極少額でしたが、自分への戒めとして記しておきます。

 

 

中国株の政治リスクは以前から認識していましたが、今回はそれが裏目に出てしまった形です。中国株の取り扱いは一旦白紙にして考え直す必要があると思います。とはいえ、長期的に見れば中国とアメリカが覇権争いをすることには変わりないと思うので投資対象として続けると思います。少なくとも今回の騒動が落ち着くまでは静観します。

 

おしまい。