理系オタクが適当に感情を吐露するブログ

化学メーカーで働いています。理系オタクの独り言ブログです。半分は日記、半分は資産運用の話。

共働き夫婦の家計管理について

久しぶりに更新です。今回はタイトルの通り、共働き夫婦の家計管理について書きます。これから同棲や結婚する予定の方にとっては悩ましい問題かと思います。我が家の例なんかも書いてみたのでご参考まで。以下の順で説明していきます。

①家計管理のスタイル

②参考:我が家の家計管理

 

①家計管理のスタイル

夫婦が互いの収入・支出についてどこまで共有するかという観点で3つに分類しました。分類名は適当に名付けました。

1. 完全別財布方式

互いの金銭的自由を最優先する方式です。互いに経済的に自立している共働きの場合、パートナーに干渉されたくないという考えの方もいるかと思います。給与明細を見られたくない、使途を知られたくないなど夫婦間でのプライバシー重視を基本路線に据えます。例えば、家賃は夫、食料品は妻のように支出項目ごとに役割分担して管理するやり方が考えられるかと思います。

メリット:それぞれの収入を心置きなく自由に使える。

デメリット:共通の支出が不公平な分担となるおそれがある。

      家計の全体像が見にくく、貯蓄などの財産形成が個人に依存しがち。

 

2. 一元管理方式

2人の収入を合わせて管理する方法です。おそらくお小遣い制になるでしょう。夫婦のうち片方が家計管理に関心が低いなら上手くいきやすいと思います。関心が高い側が家計をハンドリングすればwin-winですので。効率を考えれば最善策だと思います。

メリット:家計全体が見やすく、管理しやすい。節約しやすい。

デメリット:個人の自由がない。

 

3. 一部共通財布方式

共通財布を用意しておき、夫婦の収入からある金額を共通財布に振り込みます。家賃、光熱費、食費などの夫婦で共通の支出をそこから払うことで家計を管理する方法です。我が家ではこの方法を採用しています。

メリット:個人の自由を保ちつつ、夫婦で協力して家計管理ができる。

デメリット:口座の数の増加、生活の変化による微調整など管理に手間がかかる。

      家計の全体像が見にくく、貯蓄などの財産形成が個人に依存しがち。

 

 

②参考:我が家の家計管理

一部共通財布方式を採用している我が家の例を参考までにご紹介します。

(1) 家計簿アプリの使用

共通財布の管理には家計簿アプリMon○yForw○rdを活用しています。最近の家計簿アプリは銀行口座やクレジットカードが連携できるのでとても便利です。夫婦それぞれのスマートフォンで同じアカウントにログインすることもできます。

 

(2) 共用の銀行口座を開設&クレジットカードの紐づけ

私の会社では給与振り込み口座を2つ指定できるのでこれを利用しています。つまり、共通財布用のの銀行口座に定額を振り込み、残りを自分のお小遣いとして別の銀行口座に振り込んでもらっています。これでいちいちお金を移動しなくて済みます。ある程度現金を手元におきたい事情もあって妻には毎月お金を下ろす手間をかけていますが、ネットバンクの送金を使えば簡単に共通財布として運用できます。

さらにクレジットカードを共通財布用の口座に紐づけ、家族カードを発行し、共通の支出は可能な限りクレカ支払いにすれば家計簿アプリが勝手に収支を集計してくれます。車を持っている方はETCカードも一緒に発行しておくと便利です。

 

(3) 家計の具体例(我が家を例にとって)

現在我が家では夫婦合わせて13万円(+会社支給燃料代, 約1万円)を共通財布に入れています。(夫婦の負担割合は秘密です(笑) 。) 支出を下記の通り想定した結果です。

家賃・・・4万円

 この部分は毎月固定なので見通しが立てやすいです。ファミリー向け2LDKのマンションに住んでいますが、家賃・共益費・駐車場など合わせてだいたいこの金額です。家賃補助のおかげで安く済んでいます。

光熱費・・・1万円

 平日の日中は基本的に家に人がいないのでこんなもんです。プロパンガスが高い。実際は0.8万円くらいです。

食費・・・4万円

 外食込み、会社での昼飯抜きの計算です。結構厳しい想定で、外食費を抑えないとすぐオーバーします。

自動車・・・3万円

ガソリン代(0.7万円)、車検(1万円)、損害保険(1万円)、自動車税(0.3万円)の合計金額です。ガソリン代以外は年単位で払うお金なので毎月貯金されます。車はお金がかかる。

その他・・・2万円

生活消耗品、医療費などその他の雑費

 

実際に2020年1月~7月の実績を見てみると、

収入 1,077,776円  支出 1,093,309円  収支 -15,533円

でほぼ収支トントンになっています。(※4月に共通財布に入れる金額を見直したのと、立替え金等があるので厳密には上述の想定とは一致しません。)

若干マイナスですが、2月に損害保険の保険料を1年分払っているのと、4月に車検があったので年末には十分黒字だと思います。一部共通財布方式はあくまでお互いのお小遣いを最大化したほうが嬉しいので、共通財布の黒字が大きかったら見直すべきです。

 

以上、ご参考まで。

おしまい。