理系オタクが適当に感情を吐露するブログ

化学メーカーで働いています。理系オタクの独り言ブログです。半分は日記、半分は資産運用の話。

入社5か月報告

書きたい話題が見つからないのでとりあえず近況を記そうといったところで、最近の仕事について思うところを書いていきます。

 

 

・仕事への慣れと飽き

入社して5か月も経つとだいぶ職場には慣れてきた気がします。一方で、まだまだ学ぶことは多いとはいえ、退屈さを感じてきたのも事実です。仕事の方が全体的に楽しいとはいえ(その大部分は給料が貰えることに依る)、大学での研究生活に比べると面白味に欠ける印象があります。

 

最大の理由として「知的好奇心が満たされない」ということが挙げられます。会社にいるとインプットとアウトプットの比率が大きく後者に寄ります。大学では好きな時に論文を読むことができ、それが自分の研究とは関係ないものであっても構いませんでした。ところが、会社では手持ちのカードで最善手を出すことを求められます。

 

これは私が所謂「開発」という部署に配属されていることも大きく影響します。メーカーにおける開発職は顧客のニーズに応えていくことが主な仕事になります。顧客対応において納期が厳しくなるのはどの会社も事情は同じだと思います。例えるなら常にレポートの〆切に追われる大学生です。教科書を一から勉強する時間はありません。〆切に間に合わなそうだからといって質を下げると、顧客の印象を悪くし、ひいては会社の売上に直結してしまいます。

 

こういった状況に文句を言いたいのではありません。会社という組織の一員として「開発」という役割を与えられていることは十分に理解しており、仕事の楽しさを感じることも多々あります。ただ、目の前のことに集中しすぎていつの間にか今の会社の今の仕事でしか通用しない人間になってしまうのではないかという危機感があります。自分の仕事の周辺に手を広げてみたり、まったく新しい知識を仕入れてみたりといったことは意識してやっていこうと思います。

 

この「自分が歯車になっていくような感覚」に気付いたのも、会社に慣れてきて自分を客観的に見つめる余裕が出てきたからではないかと思います。関連部署の社員の顔と名前が一致してきたこと、よく電話をかけてくる人の名前が分かってきたこと、社内手続きをおぼえてきたこと、これら一つ一つが日頃のストレスを軽減し、仕事をやりやすくしてくれます。

 

 

・上司は良い人だが忙殺されている

私の担当する仕事は私を含め3人のグループで回っており、その上を課長が取りまとめるといった構図です。上司(グループのリーダー)は温厚で人当たりの良い方で、よくいる心優しき理系男子に年齢を足した感じです。一つ不満を言うなら、上司は非常に忙しいために私に構っている余裕がありません。こちらから言わないと仕事が降ってこないので、仕事をくださいと申し出るのですが、その都度内容を説明をしてもらって上司の手を止めることになるので、やりにくさがあります。こっちは新入社員なので知ったこっちゃないと開き直って上司に負担をかけていく所存でございます。

 

仕事をくださいと言わないと仕事がない状況もどうかと思うのですが、これは自分の裁量がなさすぎるのが原因です。新入社員に任せられる仕事なんて大してないのはわかりますが、会社として新人教育を組織的かつ計画的にやる構えがないなら、いっそのこと負荷をかけて叩き上げてもらったほうがマシです。早く信頼してもらえるように実力で示すしかないです…

 

 

・会社の雰囲気

だんだん愚痴がこぼれてきたので話題を変えます。会社の雰囲気ですが、穏やかな性格の人が多く過ごしやすいです。比較的好調な業績に支えられてか、バチバチした雰囲気はありません。営業のお偉いさんなどには高圧的な性質の人もいます。技術者らしく論理的な主張であれば受け入れてもらえるし、論拠があいまいであれば鋭い指摘が飛んできます。車通勤者が多いためか、飲み会はほとんどなく、会社内の人付き合いはドライです。酒は嫌いなのでありがたいです。この調子なら、少なくともあと数年はこの会社にお世話になることになるでしょう。

 

 

おしまい。