理系オタクが適当に感情を吐露するブログ

化学メーカーで働いています。理系オタクの独り言ブログです。半分は日記、半分は資産運用の話。

新型プリウスを契約しました

リサーチを始めてから約9か月、ようやく車を契約したので書きます。新型プリウス(Gグレード)です。高い買い物なのでかなり慎重に検討して、いろいろ試乗とかもした結果、だいぶ時間がかかってしまいました。実際に試乗した車と最終的に決めた理由について書いておきたいと思います。300万円台で車を探している人には参考になるかもしれません。

前提ですが、私の車選びのポイントは以下の4点です。①400万円を超えないこと、②燃費が良いこと、③24年4月までに納車可能であること、④セダンorステーションワゴンであること(筆者はアンチSUVなのでお許しください)

 

1台目:日産 NOTE

https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/note.html

[試乗した理由] 1番に試乗するにあたり、まずは2021年カーオブザイヤー受賞車の実力を見ておきたかったから。

[買わなかった理由] 見た目がいかにもコンパクトカーだから。。

[一押しポイント] e-powerのレスポンスの良さ

経営層の不祥事で揺れた日産。会社のトップが亡命するのもやばいし、新しく就任した社長も、「私が正義なんです」みたいな顔をしてて当時の印象は最悪だった。それでも試乗に行ったのは、e-powerの評判の良かったから。あと、スカイラインがかっこいい。後から振り返ってみても、最も良い意味で期待を裏切られたのはNOTEだったと思う。日産の誇るe-power、レスポンスはいいし、室内も静かでとてもよい体験でした。ディーラーの人も親切だったし、初めての試乗の緊張感もいい感じにほぐしてくれました。e-power搭載のお手頃セダンとか出してくれませんか?

 

2台目:スバル レヴォーグ

https://www.subaru.jp/levorg/levorg/

[試乗した理由] あえて言うなら友人が勤めているから。

[買わなかった理由] 良さが伝わらなかったから。

[一押しポイント] 荷室の使いやすさ

燃費を重視する私にとって、ハイブリッドのラインアップがほとんどないスバルはあまり眼中になかったのだが、なんとなくお邪魔してみた。誤解を恐れず言うと、最も期待外れだったのがレヴォーグだった。試乗コースが市街地のノロノロ運転10分程度で全然試乗になってなかったこと、営業マンのやる気が感じられなかったことを差し引いてもあまりよい体験ではなかった。アクセルを踏んでもなぜかペダルがペコペコしてて反応が悪いし、運転席のボタン類もごちゃごちゃしている印象だった。私の勘違いも多々あると思うので、スバルファンの皆様ごめんなさい。

 

3台目:ホンダ シビックehev

https://www.honda.co.jp/CIVIC/

[試乗した理由] 2.0L ハイブリッドが魅力的だったから

[買わなかった理由] 予算的に厳しかったから

[一押しポイント] もはや高級車の乗り心地

公式発表されてから注目していて、近所のディーラーに試乗者が来たので速攻予約した。車両本体価格394万となかなかのお値段だが、私が試乗した中で最も高級感のある走りだった。見た目も好き。ドライブフィールが素晴らしく、素人でもすぐに格の違いを感じ取れた。静粛性も素晴らしかったが、後で調べたらノイズキャンセリングのような機能が付いているらしい。性能については私レベルでは文句のつけようもなかったが、結局高すぎて手が出なかった。ネットやYouTubeの高評価のとおり、値段相応の価値はあるといえるが、1グレード展開で、強制的に上級グレードになってしまうのが残念。セダン人気があればグレード展開も増えると思うのだけど。。SUVブーム早よ終われ。

 

4台目:プジョー 308

https://www.peugeot.co.jp/range/new-peugeot-308.html

[試乗した理由] ディーゼル車に乗ってみたかったから

[買わなかった理由] 車幅1850mm

[一押しポイント] デザインが良い

9月某日、私はとても緊張していた。貧乏性の私にとって外車のディーラーは敷居が高い。メイドインジャパンの信奉者なので、外車は考えていなかったのだが、仕事柄ディーゼルエンジンを試さないわけにはいかなかった。VWゴルフでも良かったのだが、ちょうどモデルチェンジがあった308に狙いを定めた。第一印象だが、とてもお洒落。日本のメーカーにはあの緑色は出せないだろう。内装もすっきりしていて、私好みだった。数多くのサプライヤーから部品の供給を受ける完成車メーカーが、機能をどんどん増やしたくなるのは理解できる。だからこそ見た目をシンプルにわかりやすく保ってあるのは素晴らしいことだと思う。Apple信者みたいな発言はともかく、走りも非常によく、これがディーゼルの良さかと勝手に納得してしまった。車幅が大きすぎて、日本の道路事情には合わない気がするが。

 

5台目:カローラ(セダン)

https://toyota.jp/corolla/

[試乗した理由] お手頃価格のセダン

[買わなかった理由] カローラツーリングのほうが使い勝手が良いと思ったから

[一押しポイント] コスパがいい

セダン人気が低迷し各社が大衆セダンから手を引く中、天下のトヨタ様はカローラを出し続けてくれる。カローラと聞くと安っぽいイメージがあるかもしれないが、2019年のフルモデルチェンジでぐっとかっこよくなり、エンジンも1.8Lハイブリッドと十分なスペック。それでいて価格も200万円台と、非常にコスパが良く思えた。試乗しても全く不足はなかったが、如何せん、シビックehev、308で上質な走りを体感した後では少し物足りなさはあった。この辺りは価格相応といったところだろう。後席や荷室もやや狭め。コスパも考慮してこの時点での第一候補となったが、マイナーチェンジがあるということでいったん車探しも保留に。

 

6台目:ハリアー

https://toyota.jp/harrier/

[試乗した理由] ディーラーの親切心

[買わなかった理由] SUVだから

[一押しポイント] SUVの形が好きなら大満足かもしれない

カローラ試乗と同日、トヨタのスタッフがとても親切で何でも乗っていいですよと言ってくれたので、SUVの食わず嫌いもよくないなと思ってハリアーに試乗した。最上級グレードのハイブリッドZ、シートも本革で車両本体価格500万円の高級車だ。運転席に乗り込んだ第一印象、とにかく視点が高い。SUVなので当たり前だが。そしてでかい躯体なのにヌルヌルと滑らかに進む。これはすごいなと思った。まあでも乗り物の重心は低くあってほしいという信念が揺らぐことはなかった。ちなみに最終的にはこのディーラーでプリウスを契約することになる。彼(以降Aさんと呼ぼう)が熱意をもって対応してくれたのも大きかったと思う。

 

7台目:プリウス

https://toyota.jp/prius/

[試乗した理由] 2.0Lハイブリッドが出たから

[決めた理由] 走行性能の高さとコストのバランス

[一押しポイント] 走行性能の高さ

カローラのマイチェンが出てそろそろ決めるかと思っていた矢先、プリウスのフルモデルチェンジがあるとの話が。従来型のプリウスはレンタカーで乗ったことがあり、1.8Lハイブリッドのままならカローラで十分と見向きもしなかっただろうが、2.0Lに排気量アップするということで俄然興味がわいた。なにかとスポーツカーのようなデザインが話題にされるが、正直あのデザインはそこまで好きではない。たしかにプリウスのような大衆車でかなり攻めたなという衝撃はあったが、デザインで車を選ぶことはない。ドライブフィールが自分にとって満足か、これがすべてなのだ。年が明けて正式発表となったが、注文殺到!長納期化!などというネットの情報に惑わされることなく、試乗車の配備をじっと待った。そして近所のディーラーで予約可能となると速攻で申し込みした(※カローラを試乗したディーラーとは異なる)。乗ってみると確かに良かったのだが少し迷いが生じた。たしかに走りは良い、だが静粛性も考慮するとシビックehevには劣る。でもシビックehevよりは安い。問題は納期が1年半!次の車検に間に合わないじゃん!しかも明日までに申し込みしないと増産orキャンセル待ちの列にすら並べないとのこと。迷ってしまった私は、とりあえず明日までに返事しますとお茶を濁しておいてAさんに電話。無理を言って翌日にカローラツーリングの試乗を手配してもらった。

 

8台目:カローラツーリング (そしてプリウス契約へ)

https://toyota.jp/corollatouring/

[試乗した理由] カローラセダンより荷室が広いから

[買わなかった理由] 不満はなかったがプリウスに軍配

[一押しポイント] 全てにおいて合格点以上の使いやすさ

前回試乗したのはセダンタイプだったが、使い勝手を考えるとツーリングのほうが何かと良さそうだったので暫定第一候補はツーリングになっていた。ツーリングなら自転車も積めるし車中泊もできる。趣味とのシナジーが良かった。プリウスにするかツーリングにするか決断する前に、どうしても最終チェックをしたかったのだ。幸いにもAさんのディーラーにもプリウスの試乗車が届いており、同じコースを連続で試乗してガチンコの一騎打ちに。

最終的な決め手はプリウスの加速力だった。信号で停止してからの陸橋の登り坂、プリウスは軽々と80kmまで達した。カローラでも全く不足はないのだが、逆に言うとプリウスの速さはもはや趣味の域だと思った。大衆車の印象が強いプリウスでここまでやってしまう、「Hybrid Reborn」という宣伝文句を掲げたトヨタさんは本当に粋だなと思った。

最後のハードルだった納期についても、幸運にもAさんのディーラーにはGグレードの枠が余っていて、9月くらいには納車できそうということだった。Aさん、あなたが神か。(24年4月までに納車できるなら今日決めますと言い切ったのが効いたか?)

ちなみにこの時点で最初にプリウスを試乗したディーラーには断りを入れた。他のディーラーで早く納車してもらえるので、と断ったら、うちも1年くらいなら出せますよと返してきて今更感がすごかった。商売って難しいね(笑)

一応ツーリングの見積もりも出してもらったが、決算セールも上乗せされて、かなりの値引きを提示してもらい、発売当初なので値引き一切なしのプリウスとは50万円も差がついてしまった。それでもその場でプリウス即決。プリウスを選んだことに1ミリも悔いなし。でもカローラツーリングも自信をもっておすすめできますよ!

 

納車されたらまた報告します。おしまい。